セメントのEU CBAM:日本のデフォルト値、製品別コスト、トルコ産との差

日本産グレーポルトランドセメントのCBAMデフォルト値は0.890 tCO2eで、2026年輸入分のコストは製品1トン当たり27.14ユーロです。

このページの内容
セメント工場と排出を下げる4つの打ち手(クリンカー比率、キルンの効率、燃料構成、電力の調達先)。5つ目の検証済みの実排出量があればEUの買い手のCBAM申告書に反映され、デフォルト値では反映されません。

EU炭素国境調整措置(CBAM、JETROや欧州委員会の和訳では「炭素国境調整メカニズム」)のもとで、日本産のグレーポルトランドセメント(CNコード 2523 29 00)には日本独自のデフォルト値として製品1トン当たり0.890 tCO2e(CO2換算トン)が定められています。2026年輸入分でマークアップ10%を加えると0.979になり、必要なCBAM証書は製品1トン当たり0.32965枚、2026年第3四半期の公式価格(1 CO2換算トン当たり82.32ユーロ、2026年10月5日公表)で製品1トン当たり27.14ユーロです。

EU域外からのセメントとクリンカーの輸入の43.0%(数量ベース、2025年)を占めるトルコは、付属書Iの行が「-」のため「その他の国・地域」の値1.440が適用され、同じ条件で製品1トン当たり76.94ユーロになります。日本産より49.80ユーロ高く、EUの輸入統計に見るトルコ産の平均単価とほぼ同じ水準です。

EUが2025年に日本から輸入したCBAM対象のセメント(付属書Iのコード)は479万8,244ユーロ、5,701トンで、EU域外からの輸入に占める割合は金額ベースで0.45%、数量ベースで0.04%です(ユーロスタット(Eurostat)Comext DS-045409、2025年(2026年10月12日抽出))。その99.9%はCNコード 2523 90 00(その他の水硬性セメント)で、平均単価は製品1トン当たり約842ユーロと、EU域外からの同コードの平均(約111ユーロ)の約7.6倍です。

根拠となる法令は「炭素国境調整メカニズム(CBAM)を規定する、2023年5月10日の欧州議会および理事会規則(EU)2023/956」で、本格実施期間は2026年1月1日に始まりました。CBAMは、規則(EU)2023/956に基づき、EUの輸入者に対し、輸入品の体化排出量に応じたCBAM証書の購入と納付を求める、EU ETSの価格に連動した証書制度です。このページでは、セメントのCBAMの仕組み、日本と主要供給国のデフォルト値とコスト、提供すべきデータ、検証、4つの対応策を順に説明します。

キャプション:EUへの主要なセメント供給国について、CBAMの実排出量とデフォルト値の体化排出量を比較した図です。


EU域外のセメント輸出者にとってCBAMが意味すること

CBAMは、EU域外のセメント製造者に直接の法的義務を課すものではありません。

金銭上の義務は、EUで輸入を行う認可CBAM申告者(またはその間接的通関代理人)がすべて負います。輸出者にCBAMのコストが及ぶのは、法律によってではなく取引を通じてです。EUの輸入者は、証書の必要数を正確に計算するために施設単位の体化排出量データを求め、データがなければ実施規則(EU)2025/2621で欧州委員会が定めたデフォルト値を使います。

デフォルト値は平均値ではありません。算定上の基準値にマークアップが上乗せされ、その率は2026年10%、2027年20%、2028年以降30%です。デフォルト値を使うと輸入者が必要とする証書数が増え、輸入コストが上がります。輸入者はその負担を、購入価格の引き下げや契約の見直しという形で輸出者に求め、場合によっては調達先を切り替えます。データを提供できない輸出者の不利は、マークアップが上がる2028年まで年ごとに大きくなります。

セメントのCBAMは、直接排出量と間接排出量の両方を対象とします。セメントは規則(EU)2023/956の付属書IIに記載されていないため、生産工程で消費した電力による間接排出量も、工程由来の排出と燃料燃焼による直接排出量と合わせて価格の対象になります。直接排出量だけが義務の対象となる鉄鋼やアルミニウムとは、この点が異なります。

EU炭素国境調整措置(CBAM)の概要のとおり、2026年の輸入に適用されるCBAM証書の価格は、輸入した四半期におけるEU ETSの排出枠のオークション価格の平均です(第21条第1a項)。2026年第1四半期は75.36ユーロ、第2四半期は75.28ユーロ、第3四半期は82.32ユーロで、第3四半期の価格は2026年10月5日に公表されました。2027年の輸入からは週次の平均価格が適用されます(第21条第1項)。


日本からEUへのセメント輸出:CNコード別の金額と数量

日本からEUへのCBAM対象のセメント輸出は小規模ですが、ほぼすべてがCNコード 2523 90 00の高単価の製品です。

日本は2025年、EUのセメント輸入先として金額ベースで第19位、数量ベースで第23位です(Eurostat Comext、2025年)。2023年の663万4,145ユーロ、8,523トンから、金額で28%、数量で33%減りました。日本のCBAM対象製品の輸出全体(2025年に14億4,820万ユーロ)に占めるセメントの割合は0.33%で、鉄鋼(約86%)とアルミニウム(13.5%)が大部分を占めます。

日本からEUへのセメントとクリンカーの輸入を、付属書IのCNコード別に示すと次の表のとおりです(Eurostat Comext、2023年から2025年)。

CNコード 製品 2023年 2024年 2025年の金額 2025年の数量 EU域外輸入に占める割合(金額/数量、2025年)
2523 10 00 セメントクリンカー 17ユーロ、0トン 0ユーロ、0トン 1,590ユーロ 0.1トン 0.00%/0.00%
2523 21 00 白色ポルトランドセメント 実績なし 実績なし 実績なし 実績なし 0%
2523 29 00 ポルトランドセメント(白色以外) 824ユーロ、0トン 2万60ユーロ、23.4トン 3,240ユーロ 6.7トン 0.00%/0.00%
2523 30 00 アルミナセメント 9,720ユーロ、0.2トン 2,800ユーロ、0.4トン 506ユーロ 0トン 0.00%/0.00%
2523 90 00 その他の水硬性セメント 662万3,584ユーロ、8,522.9トン 661万268ユーロ、8,283.2トン 479万2,908ユーロ 5,693.7トン 8.49%/1.12%
合計 セメント部門 663万4,145ユーロ、8,523トン 663万3,128ユーロ、8,307トン 479万8,244ユーロ 5,701トン 0.45%/0.04%

数量0トンは、Eurostatの数量欄が0の年です(金額だけが計上されています)。付属書Iのセメント6項目のうち、焼成カオリン質粘土(ex 2507 00 80)は、CN8桁のコードが焼成していない粘土と区別できないため、統計に含めていません。

CNコード 2523 90 00では、日本はEU域外の供給国として金額ベースで第4位(ボスニア・ヘルツェゴビナ、ウクライナ、チュニジアに次ぐ)、数量ベースで第7位です。日本産の平均単価は製品1トン当たり約842ユーロ(金額÷数量)で、同コードのEU域外平均の約111ユーロを大きく上回ります。統計は製品名を示さないため、どの特殊セメントかは個社のデータで確認する必要があります。


実排出量とデフォルト値:主要供給国のコスト比較

デフォルト値でCBAMのコストを比べると、EUへの最大の供給国であるトルコが最も高く、日本産は主要国の中で最も低い水準にあります。

データを提供する経済的な動機は、生産者の実際の排出量とCBAMのデフォルト値との差で決まります。次の表は、2025年にEUへのセメントとクリンカーの輸入が多かった上位5か国と、アジアの参考として中国と日本について、グレーポルトランドセメント(CNコード 2523 29 00)のデフォルト値と、2026年第3四半期の公式価格82.32ユーロでのデフォルト値によるコストを示します。

差し引く無償割当調整はすべての行で共通です。実施規則(EU)2025/2620に定めるグレーポルトランドセメントのデフォルト値用ベンチマーク(Column B)0.666 tCO2eに、2026年のCBAM係数97.5%を掛けた0.64935です。2030年の列は、同じ価格でマークアップ30%とCBAM係数51.5%を当てはめた値です。計算は2026年11月4日に当サイトの計算ツールで行いました。

原産国 EU域外のセメント・クリンカー輸入に占める割合(数量ベース、2025年) 付属書Iのデフォルト値(tCO2e/t) 2026年(マークアップ10%) 2026年の証書数(製品1トン当たり) 2026年のコスト(製品1トン当たり) 2030年のコスト(製品1トン当たり)
トルコ 43.0% 1.440(「その他の国・地域」の値) 1.584 0.93465 76.94ユーロ 125.87ユーロ
ウクライナ 13.3% 1.380 1.518 0.86865 71.51ユーロ 119.45ユーロ
アルジェリア 11.9% 1.300 1.430 0.78065 64.26ユーロ 110.89ユーロ
エジプト 11.6% 1.290 1.419 0.76965 63.36ユーロ 109.82ユーロ
チュニジア 6.7% 0.910 1.001 0.35165 28.95ユーロ 69.15ユーロ
中国(参考) 0.22% 1.420 1.562 0.91265 75.13ユーロ 123.73ユーロ
日本(参考) 0.04% 0.890 0.979 0.32965 27.14ユーロ 67.01ユーロ

割合:Eurostat、EU27のCBAM対象のセメントとクリンカー(付属書Iのコード)の輸入、2025年、EU域外から1,423万5,854トン(Comext DS-045409、2026年10月12日抽出)。デフォルト値:実施規則(EU)2025/2621付属書I(実施規則(EU)2026/1740により差し替え)の「総排出量」の列で、セメントでは間接排出量を含みます。トルコの行は「-」のため「その他の国・地域」の値が適用されます。2030年の数値は価格を82.32ユーロで一定とした目安で、実施規則(EU)2025/2620の前文第10項により、2027年以降の輸入品ではベンチマークが更新される可能性があります。

トルコのデフォルト値が5か国で最も高いのは、国別の値が定められていないためです。デフォルト値で輸入すると、2026年輸入分のトルコ産グレーポルトランドセメントのCBAM証書コストは製品1トン当たり76.94ユーロで、アルジェリア産より12.68ユーロ、チュニジア産より47.99ユーロ高くなります。

このコストは、製品価格そのものに匹敵します。EUが2025年にトルコから輸入したグレーポルトランドセメントの平均単価は製品1トン当たり約77.6ユーロ、クリンカーは約55.5ユーロでした(金額÷数量、Eurostat Comext、2025年)。クリンカーのデフォルト値によるコスト(74.22ユーロ)は、輸入単価を上回ります。価格への上乗せで吸収できる範囲を超え、取引が成り立つかどうかを左右する水準です。

検証済みの実排出量があれば、デフォルト値の代わりにそれを使えます。節約額は、マークアップ込みのデフォルト値と検証済みの数値との差を証書価格で金額に換算し、実排出量を使う場合のベンチマークの違いを調整した額です。CNコードの分類、クリンカー比率の計算、クリンカー比率の低い混合セメントの扱いを含むセメント部門の全体像は、CBAMセメント部門ガイドで説明しています。

日本のセメント製品別のデフォルト値とコスト

日本の表には、グレークリンカー、グレーポルトランドセメント、アルミナセメント、グレーの水硬性セメントの4つの値があり、白色の3品目は「-」のため「その他の国・地域」の値が適用されます。

日本の表(実施規則(EU)2025/2621付属書I、実施規則(EU)2026/1740により差し替え)のセメントの行と、デフォルト値で2026年と2030年に輸入した場合のコストを、次の表に示します(82.32ユーロ、当サイトの計算ツール、2026年11月4日計算)。

製品(CNコード) デフォルト値(tCO2e/t、うち間接排出量) 2026年(マークアップ10%) ベンチマーク(Column B) 2026年の証書数(製品1トン当たり) 2026年のコスト 2030年のコスト
グレークリンカー(2523 10 00 90) 0.850(0.030) 0.935 0.666(グレー) 0.28565 23.51ユーロ 62.73ユーロ
白色クリンカー(2523 10 00 10) 1.370(「その他」) 1.507 0.859(白色) 0.669475 55.11ユーロ 110.19ユーロ
グレーポルトランドセメント(2523 29 00) 0.890(0.060) 0.979 0.666 0.32965 27.14ユーロ 67.01ユーロ
白色ポルトランドセメント(2523 21 00) 1.450(「その他」) 1.595 0.859 0.757475 62.36ユーロ 118.76ユーロ
アルミナセメント(2523 30 00) 1.940(0.150) 2.134 0.717(2028年から0.686) 1.434925 118.12ユーロ 178.53ユーロ
グレーの水硬性セメント(2523 90 00 90) 0.850(0.060) 0.935 0.666(グレー) 0.28565 23.51ユーロ 62.73ユーロ
白色の水硬性セメント(2523 90 00 10) 1.490(「その他」) 1.639 0.847(白色) 0.813175 66.94ユーロ 123.55ユーロ

「うち間接排出量」は付属書Iに参考として記載された値です。拘束力があるのは総排出量の列だけです(実施規則(EU)2026/1740前文第10項)。ベンチマークはすべて実施規則(EU)2025/2620付属書第5.3項のデフォルト値用(Column B)の値です。同項はクリンカーとその他の水硬性セメントの行でグレーに「A」、白色に「B」の記号を付けていますが、これは製品の区分で、Column AやColumn Bとは別です。2030年の数値は82.32ユーロ一定の目安で、2027年以降の輸入品ではベンチマークが更新される可能性があります。

日本の主力であるCNコード 2523 90 00の製品がグレーの水硬性セメントに当たる場合、コストは同じ価格82.32ユーロで製品1トン当たり2026年23.51ユーロ、2027年31.88ユーロ、2028年41.62ユーロ、2030年62.73ユーロです(2027年以降の数値は現在のベンチマークによる目安で、ベンチマークは更新される可能性があります)。2025年の平均単価約842ユーロに対して、2026年は約2.8%、2030年は約7.5%に当たります。白色に分類される製品であれば、2026年の時点で製品1トン当たり66.94ユーロになります。

トルコの汎用セメントではCBAMのコストが製品価格に匹敵しますが、日本の高単価の特殊セメントでは価格に占める比率は小さくなります。日本の輸出者にとってまず重要なのは、白色かグレーかというCN10桁の分類を確かめることです。貴社の製品とトン数での推計はCBAM計算ツールで確認できます。規則(EU)2025/2621および2025/2620の公式デフォルト値とベンチマークに基づく推計です。拘束力のある数値は貴社のCBAM申告書に記載される数値です。


トルコ産セメントが最も大きな影響を受ける理由

トルコのセメント生産者は、輸出量の大きさ、実際に支払われる炭素価格がないこと、輸出の急増という3つの要因が重なり、EU域外の輸出者の中で最も大きな商業上の影響を受けます。

1つ目は数量です。 トルコの2025年のシェア43.0%は612万トンに当たり、うち325万トンがクリンカーでした(Eurostat Comext、2025年)。2位のウクライナは189万トンです。これだけの量があるため、データ不足による金銭的な影響は、どの競合国の生産者よりもトルコの生産者で大きくなります。

2つ目は、適格な炭素価格がないことです。 トルコは2025年7月9日に気候法(第7552号)を制定し、排出量取引制度の法的根拠を定めました。トルコ排出量取引制度規則は2026年8月27日に官報第33353号で公布され、即日施行されました。

炭素市場委員会は2026年9月3日にパイロット期間を定めました。期間は2026年から2027年まで、セメントを含む5部門が対象で、2026年は報告のみ、排出枠は100%無償割当です。すべての排出枠が無償である以上、施設の段階で「実際に支払われた」炭素価格はありません。

規則(EU)2023/956第9条は、原産国で実際に支払われた炭素価格について、EUの輸入者に減額の請求を認めています。トルコのセメント生産者はこれを使えません。パイロット期間には実際の支払いがなく、2026年11月4日時点でどの国の炭素価格も認められていないためです。第9条の減額がなければ、無償割当調整後のCBAM証書のコストが、EUに輸入されるトルコ産セメントの1トン1トンにそのままかかります。

3つ目は輸出の伸びです。 EUのトルコからのセメントとクリンカーの輸入は、2023年の332万トンから2024年の443万トン、2025年の612万トンへ増えました(Eurostat Comext、2026年10月12日抽出)。2年でほぼ倍増した量が、本格実施期間の制度のもとでEUに入っています。

数量が大きく伸び、実際に支払われる炭素価格もないまま、EUにとって最大のセメントとクリンカーの供給元に、5か国で最も高いデフォルト値が適用されています。トルコの生産者が取りうる最も有効な手段は、検証済みの実排出量データを提供することです。


日本の炭素価格はセメントのCBAMで控除されますか

2026年11月4日時点で、日本の炭素価格はEU CBAMの第9条で認められておらず、控除の実施規則も案の段階です。

第三国で支払われた炭素価格の控除(第9条)に関する実施規則案は2026年5月13日に公表され、意見募集は2026年6月10日に締め切られましたが、2026年11月4日時点で未採択です。控除の対象は実際に支払われた炭素価格に限られ、リベートなどの補償は差し引かれます(第9条第1項)。欧州委員会の日本語ガイダンスは「排出量取引制度の場合、無償割当はリベートとみなされる」と説明しています。

日本の主な炭素価格制度とセメントのCBAMとの関係は、次の表のとおりです(各制度の出典は表内に記載、2026年11月4日確認)。

制度 対象と価格 開始・状況 セメントのCBAMとの関係
地球温暖化対策のための税(温対税) 化石燃料全般、CO2 1トン当たり289円(環境省) 2012年10月1日から段階導入、2016年4月1日に最終税率 セメント製造用の輸入特定石炭は石油石炭税と温対税が免税(経済産業省の令和9年度税制改正要望)。キルンの燃料の中心となる石炭には課されていません
排出量取引制度(GX-ETS) 直接排出量が前3年度平均で10万トン以上の事業者(経済産業省) 2026年度(2026年4月から2027年3月)から義務化 セメントにはベンチマーク方式で無償割当(ICAP)。無償割当分は実際に支払われた価格になりません
化石燃料賦課金 化石燃料の輸入者などにCO2量に応じて課金(JETRO) 2028年度から、未施行 2026年と2027年の輸入には何も主張できません
東京都・埼玉県の排出量取引制度 主に大規模な建物と事業所(ICAP、埼玉県) 東京都2010年、埼玉県2011年 セメントのCBAM製品にはほとんど関係しません

まだ答えの出ていない論点は、次の4つです。

  • 欧州委員会がGX-ETSを「実際に支払われた」炭素価格として扱うか、無償割当分と上限価格での支払いをどう評価するか(JETROも2026年9月18日の記事で同じ論点を挙げています)
  • 日本の年度(4月から3月)を、CBAMの暦年にどう対応させるか
  • 上流で課され燃料価格に転嫁される温対税や化石燃料賦課金が、施設の事業者が支払ったものとみなされるか
  • GX-ETSで2026年度の排出分に排出枠を充てる期限、つまり2026年度の炭素コストが実際に支払われる時期

欧州委員会は2027年から、国ごとに年次のデフォルト炭素価格を定めることができ、定められた場合は、デフォルト値で申告する認可申告者もそれを参照して控除を請求できます(第9条第4項)。日本についてはまだ定められていません。英国は2026年8月27日、GX-ETSを英国CBAMの適格炭素価格制度(QCPS)の暫定リストに載せましたが、EU CBAMの扱いとは別です。詳しくはCBAMの炭素価格控除をご覧ください。


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セメント輸出者が収集・提出すべきデータ

セメントの輸出者は、実施規則(EU)2025/2547の構成に沿った施設単位のデータを提供します。中心となるのは、事業者の排出量報告書のサマリー(16項目)です。

実施規則(EU)2025/2547は、CBAMの6部門すべての算定方法を定めています。事業者の排出量報告書のサマリーは16項目で(同実施規則付属書IV第1.2項)、2026年8月14日のガイダンス第3号による3文書の構成で英語により提供します(同実施規則第10条第4項)。

セメント工場の16項目は、次の4つのグループにまとめられます。

  1. 施設の識別情報:生産会社の正式名称、所在地、施設のUN/LOCODE、地理座標(小数点以下6桁)、CBAMの問い合わせ担当者
  2. 生産と工程のデータ:総生産量(トン)、生産ルートの区分(キルンの種類、プレヒーターの段数、サスペンションプレヒーターかシャフトキルンか)、工程ごとの燃料消費量、電力消費量
  3. 特定直接体化排出量と特定間接体化排出量:生産したセメント1トン当たりのtCO2eで、実施規則(EU)2025/2547付属書IIの計算に基づく方法(標準法またはマスバランス法)または測定に基づく方法で算定した値。完成セメント1トン当たりの特定体化排出量は、製品中のクリンカー比率に大きく左右されます。クリンカー比率95%から100%のCEM I(普通ポルトランドセメント)が最も高く、5%から64%のCEM III(高炉スラグセメント)は大幅に低くなります
  4. 前駆体のデータ:別の上流施設からクリンカーを購入して完成セメントを生産する場合、そのクリンカーの特定体化排出量も記録して含めます

2026年1月1日からは、実施規則(EU)2025/2547に基づくEUの方法だけが認められます。2023年から2025年までの移行期間に認められていた、第三国の国内データに基づく代替的な方法は使えません。クリンカーの算定の詳細はCBAMにおけるクリンカーの体化排出量で説明しています。

セメント生産者は、規則の条文だけを頼りにする必要はなくなりました。欧州委員会は2026年8月14日、本格実施期間向けの10のガイダンス文書を公表しました。

ガイダンス第2号はEU域外の事業者向けのクイックガイド、第3号は体化排出量の算定方法、部門別ガイド5aはその方法をセメントの生産ルートに当てはめたもので、2026年の報告年にEUの輸入者へ渡すデータについて、モニタリングと計算の手順を示しています。全体は10のCBAMガイダンス文書(英語)のニュースで紹介しています。

データは、欧州委員会のCBAM登録簿内の事業者用ポータル(O3CI)を通じて開示できます。移行期間の任意様式のコミュニケーションテンプレートは使われなくなり、実排出量を報告する事業者は、付属書IVの構成に沿った排出量報告書とそのサマリーを英語で作成します。

ポータルに施設のデータを登録し検証を受けた輸出者は、1回の登録ですべてのEUの買い手とデータを共有できます。CBAM登録簿への検証機関の登録は、規則(EU)2025/2083(CBAM簡素化規則)で挿入された第10a条に基づき、2026年9月1日に始まりました。


検証の要件とスケジュール

EUの輸入者が輸出者の実排出量データを使えるのは、EU加盟国の国家認定機関(NAB)が認定した検証機関の検証を受けた場合だけです。

検証機関の認定は、委任規則(EU)2025/2551に基づき、EN ISO/IEC 17029:2019に照らして行われます。トルコ、エジプト、アルジェリアの認定機関も、日本の認定機関も、CBAM検証機関を認定できません。これらの国の検証機関は、域外からの申請を受け付ける7つの国家認定機関(2026年10月21日の欧州委員会の表によると、フランス、ギリシャ、イタリア、オランダ、ポーランド、スロバキア、スウェーデン)のいずれかに申請します。オランダのRvAはトルコのTÜRKAKと協定を結んでいます。

施設が初めて検証を受ける年には、現地訪問が必要です(実施規則(EU)2025/2546第2条)。検証機関はキルンの運転を実地で確認し、燃料消費の記録、石灰石とクリンカーの投入書類、計測システムを点検します。検証サービス各社は、施設1か所、報告期間1回当たり約5,000ユーロから5万ユーロを提示しています。これは市場推計で、施設の複雑さと検証機関の所在地で変わります。

国家認定機関の登録簿で確認できる認定は、2026年10月13日時点で5件です。EmiCert S.A.(ギリシャのESYD)、Bureau Veritas Italia S.p.A.、RINA Services S.p.A.、SGS ICS Italia S.r.l.(いずれもイタリアのAccredia)、Intertek Certification AB(スウェーデンのSwedac)で、日本の法人は含まれません。2026年10月23日時点で、欧州委員会の認定検証機関リストは未公表です。委託する前に、検証機関のCBAM認定を必ず確認してください。

まだ準備を始めていないセメント輸出者に残された時間は多くありません。最初のCBAM申告書(期限2027年9月30日)には検証済みの2026年のデータが必要で、モニタリング計画と2026年の記録がなければ検証できません。モニタリング計画を今すぐ完成させ、報告年が終わる前に検証機関に連絡してください。検証報告書は2027年1月からCBAM登録簿で発行されます。

JETROは2026年10月27日、日本で活動する検証機関の一部が事前検証を提供し、認定の取得を目指していると報じています。GX-ETSの登録確認機関であることは、CBAMの検証資格になりません。認定済みの機関の一覧はCBAM認定検証機関にまとめています。


データ不足が商業上の損失になる仕組み

デフォルト値で輸入されるトルコ産グレーポルトランドセメント(CNコード 2523 29 00)のCBAM証書コストは、2026年第3四半期の価格82.32ユーロで製品1トン当たり76.94ユーロです。

計算は次のとおりです。デフォルト値1.440にマークアップ10%を加えて1.584、無償割当調整前のコストは製品1トン当たり130.39ユーロです。無償割当調整は0.975 × 1.00 × ベンチマーク0.666 = 0.64935で、差し引き製品1トン当たり0.93465枚、76.94ユーロになります。純コストは総コストの59%に上り、CBAM係数から連想されるようなわずかな割合ではありません。無償割当調整は製品1トン当たりの固定量なので、マークアップを含めベンチマークを上回る排出量は全額が証書の対象になります。

日本産のグレーポルトランドセメントでは、0.979 × 82.32 = 80.59ユーロの総コストに対し、純コストは27.14ユーロ(約34%)です。デフォルト値がベンチマーク0.666に近いほど、無償割当調整が総コストの大きな部分を相殺します。

コストは2030年に向けて上がります。2030年輸入分のマークアップ30%とCBAM係数51.5%で計算すると、82.32ユーロ一定、現在のベンチマークのままで、トルコ産は製品1トン当たり125.87ユーロです。ベンチマークは2027年以降の輸入品について更新される可能性があります(実施規則(EU)2025/2620前文第10項)。この水準では、デフォルト値で輸入されるトルコ産セメントは、検証済みデータを提供した生産者に対してEU市場で競争できません。

デフォルト値で輸入されるトルコ産グレークリンカーでは、2026年のマークアップ付きデフォルト値1.551から0.64935を差し引いた0.90165枚、82.32ユーロで製品1トン当たり74.22ユーロです。トルコのセメント業界団体Türkçimentoは会員のグレークリンカーの排出量を1トン当たり0.88 tCO2と報告していますが、これは業界団体の数値で、検証済みの実排出量でもデフォルト値でもないため、ここでは価格に換算していません。節約額は施設ごとの検証済み排出量と実排出量の算定方法で決まります。


EU域外のセメント輸出者がとれる4つの対応

EU域外のセメント輸出者がCBAMに対して取れる対応は、4つあります。

どれを選ぶかは、現在の排出原単位、生産技術、使える資金、EU市場への依存度によって変わります。4つの対応は次のとおりです。

  1. 検証済みの実排出量を測定し、提出する:実排出量がCBAMのデフォルト値を下回る生産者、特にトルコ、ウクライナ、アルジェリアの生産者にとって、最も早く効果が出る対応です。一定の輸出量があれば、施設1か所当たり5,000ユーロから5万ユーロの検証費用は、マークアップ込みのデフォルト値と検証済みの数値との差を証書価格の満額で金額に換算した節約額に比べて小さな額です。
  2. 生産の脱炭素化に投資する:クリンカーの代替材(高炉スラグ、焼成粘土、フライアッシュ)の比率を上げる、キルンの効率を高める、代替燃料に切り替えるといった方法で、実際の体化排出量を下げます。投資回収までの期間は3年から10年と長くなりますが、2034年の完全移行に向けてCBAMのコストが上がるにつれ、構造的な競争力につながります。
  3. EUの買い手とコストの負担を交渉する:排出原単位をすぐに変えられない輸出者は、デフォルト値によるCBAMのコストを、EUの輸入者との価格の取り決めに明示的に組み込みます。取引関係を保ちながら、デフォルト値による不利を両者で透明に分担できます。
  4. CBAMのない市場に輸出を振り向ける:EU向けのセメントを、同等の炭素国境調整のない市場に振り替えます。ただし英国では、セメントを含む5部門を対象とする別の税制度である英国CBAMが2027年1月1日に始まり、2026年10月16日に公表されたセメントの試算税率はCO2換算トン当たり8.78ポンド(納税義務のない参考値)です。カナダは2026年10月12日時点で国境炭素調整を制定していません。カナダ財務省が2021年8月5日に始めた意見募集は終了してアーカイブされており、2025年11月4日に公表された2025年予算(Budget 2025)にも記載がありません。

日本の輸出者は、デフォルト値がすでに低いため、1つ目の対応による節約額はトルコの生産者より小さくなります。それでも、白色製品のように「その他の国・地域」の値が当てはまる品目では、検証済みデータが大きな意味を持ちます。高炉スラグを使う高炉セメントのようにクリンカー比率の低い製品では、低い排出量を示す唯一の手段でもあります。英国CBAMの詳細は英国CBAM(英語)にあります。

キャプション:トルコのポルトランドセメントの生産現場です。キルンの排出データの収集は、CBAMの実排出量を提出するための重要な手順です。


CBAMとセメント輸出:よくある質問

CBAMはセメントクリンカーにも完成セメントにも適用されますか

CBAMは、セメントクリンカー(CNコード 2523 10 00)と完成したポルトランドセメント(CNコード 2523 21 00、2523 29 00)に加え、アルミナセメント(2523 30 00)とその他の水硬性セメント(2523 90 00)、焼成カオリン質粘土(ex 2507 00 80)にも適用されます(付属書Iのセメント6項目)。クリンカーは石灰石の脱炭酸反応が集中する前駆体なので、クリンカー比率の低いセメントほど特定排出量は低くなります。

デフォルトベンチマークは、グレークリンカーとグレーポルトランドセメントのどちらも製品1トン当たり0.666 tCO2eです。「その他の国・地域」のデフォルト値は、グレークリンカー1.410、グレーポルトランドセメント1.440です。CBAM申告では、輸入セメントの実際のクリンカー比率を反映させて特定体化排出量を正しく計算する必要があります。

日本のセメントのデフォルト値はいくつですか

日本のグレーポルトランドセメント(CNコード 2523 29 00)のデフォルト値は製品1トン当たり0.890 tCO2e、グレークリンカーとグレーの水硬性セメントは0.850、アルミナセメントは1.940です(実施規則(EU)2025/2621付属書I、実施規則(EU)2026/1740により差し替え)。白色クリンカー、白色ポルトランドセメント、白色の水硬性セメントの行は「-」のため、「その他の国・地域」の1.370、1.450、1.490が適用されます。グレーポルトランドセメントの2026年輸入分のコストは、82.32ユーロで製品1トン当たり27.14ユーロです。

トルコはEU・トルコ関税同盟によりCBAMを免除されますか

トルコはセメントのCBAMを免除されていません。トルコ政府は、CBAMは1995年のEU・トルコ関税同盟協定と両立しないという立場ですが、2026年10月12日時点でWTOへの正式な申し立てはしておらず、二国間の協議だけで解決を求めています。解決には至っておらず、トルコ産セメントの輸入には引き続きCBAMの義務が全面的に適用されます。

トルコ排出量取引制度規則は2026年8月27日に施行されましたが、2026年から2027年のパイロット期間は無償割当が100%で、施設の段階で実際に支払われる炭素価格がないため、第9条の減額は生じません。

セメント生産者はEUの輸入者を通さずにデータを直接アップロードできますか

EU域外のセメント生産者は、施設単位の排出量データをCBAM登録簿内の事業者用ポータル(O3CI)に直接アップロードできます。ポータルでは、生産者が単独でデータを登録し、特定のEUの認可CBAM申告者にアクセスを認めます。トルコや日本のセメント生産者は1回の登録で、認可申告者であるすべてのEUの買い手にデータを提供でき、買い手ごとに別のデータを送る必要はありません。

ポータルで登録された検証済みデータは、EUの輸入者が実排出量に基づいて証書数を計算する際の標準的な形式です。

検証済みの実排出量がデフォルト値より高い場合はどうなりますか

検証済みの実排出量がマークアップ付きのデフォルト値を上回る場合は動機が逆になり、EUの輸入者はデフォルト値を使い続けることができます。比較的新しいキルン技術を持つ国のセメント生産者ではまれですが、石炭を燃料とし古い焼成技術を使う非効率なキルンでは起こりえます。

ただし、デフォルト値のマークアップは2028年にかけて10%から30%へ上がるため、この有利さは小さくなっていきます。また、差し引く額は、デフォルト値ではColumn B、実排出量ではColumn Aとクリンカーに含まれる無償割当に基づくため、両方の方法で試算してください。

セメントのCBAMは電力使用による間接排出量も対象ですか

セメントのCBAMは、直接排出量(石灰石の脱炭酸とキルンでの燃料燃焼)と間接排出量(生産で消費した電力)の両方を価格の対象とします。セメントは規則(EU)2023/956の付属書IIに記載されていないため、本格実施期間でも間接排出量に金銭上の義務が生じます。日本のグレーポルトランドセメントのデフォルト値0.890のうち、付属書Iが参考として示す間接排出量は0.060です。

その電力の排出係数は、実施規則(EU)2025/2621付属書IIの国別の係数です(トルコ0.420、エジプト0.387 tCO2e/MWh)。実際の係数を使えるのは、発電施設との直接の技術的接続か電力購入契約がある場合に限られます(規則(EU)2023/956付属書IV第6項)。グリーン電力証書だけでは認められません。

セメント輸入の最初のCBAM申告期限はいつですか

2026年分のCBAM申告書の提出とCBAM証書の納付の期限は、2027年9月30日です(規則(EU)2023/956第6条第1項、第22条第1項、規則(EU)2025/2083による改正)。CBAM証書は2027年2月1日から、設立地の加盟国が共通中央プラットフォームで販売します。

2027年から、認可申告者は各四半期末に、その暦年の初めから輸入した製品の体化排出量の50%以上に相当するCBAM証書を口座に保有する必要があります(第22条第2項)。算定には第31条の無償割当調整が考慮されます。2026年の輸入には四半期末の保有義務はありません。EUの買い手が2027年9月に申告書を提出するセメント輸出者は、輸入者がデフォルト値を実排出量に置き換えられるよう、期限に十分な余裕をもって検証済みの2026年のデータを用意する必要があります。


補足:EU域外の輸出者とCBAMの全部門

CBAMはセメント以外のEU域外の輸出者にどう影響しますか

セメントは、鉄鋼、アルミニウム、肥料、電力、水素を含む6部門のCBAMの一部です。どの部門のEU域外の輸出者も、検証済みの実データを提供するか、不利なデフォルト値を受け入れるかという同じ商業上の圧力を受けます。CBAM輸出者ガイドでは、第9条の控除の可否を左右する国別の炭素価格の状況、50トン基準(輸入者ごとの年間累積50トン以下の適用除外)、部門共通の検証制度を含め、輸出者の全体像を説明しています。

日本の鉄鋼については日本の鉄鋼輸出とEU CBAMをご覧ください。

EUのセメント輸入者はデータ不足の解消にどうかかわりますか

EUのセメント輸入者は、直接の法的義務を負う認可CBAM申告者です。実排出量がデフォルト値を下回る場合、実データに基づく申告のほうが証書数が少なくなるため、データ不足を解消する輸入者の動機は輸出者の動機と一致します。輸入者向けCBAMセメントガイド(英語)では、申告の期限、実施規則(EU)2025/2547に基づく証書の計算、クリンカー比率の書類が特定体化排出量の計算にどう使われるかを説明しています。

輸出者向けのCBAMデフォルト値の枠組みはどうなっていますか

デフォルト値は法的な意味での罰則ではありませんが、商業上は罰則として働きます。CBAMデフォルト値(輸出者向け)では、欧州委員会による部門別デフォルト値の計算、2026年から2028年までの10%、20%、30%のマークアップの推移、検証を終えた生産者がデフォルト値から実データに移る手順を説明しています。

セメントでは、グレーポルトランドセメントの「その他の国・地域」のデフォルト値1.440(2026年のマークアップ込みで1.584)が、トルコを含め、国別の値のないすべての原産国に適用されます。CNコードの一覧はCBAMにおけるセメントのCNコードにあります。

セメント以外のトルコのCBAMの影響はどの程度ですか

トルコのセメントは最も目立つ差を抱えていますが、金額ではトルコの対EU取引のごく一部です。EUが2025年にトルコから輸入したCBAM対象製品(付属書Iのコード)は108億3,000万ユーロで、鉄鋼71億8,000万ユーロ、アルミニウム28億4,000万ユーロ、セメントとクリンカー4億3,660万ユーロでした(Eurostat Comext DS-045409、2026年10月12日抽出)。関税同盟をめぐる対立、トルコの排出量取引制度のパイロット期間の日程、部門別の影響はCBAMとトルコ(英語)で説明しています。

日本のCBAM対象製品全体の状況はどうなっていますか

EUが2025年に日本から輸入したCBAM対象製品は14億4,820万ユーロで、セメントは0.33%にすぎません(Eurostat Comext、2025年)。日本の炭素価格、政府の支援窓口、部門別の影響はCBAMと日本にまとめています。算定や検証の支援事業者の紹介はCBAMの相談窓口から無料で依頼できます。


データ出典:規則 (EU) 2023/956 · 規則 (EU) 2025/2083(オムニバス)· 実施規則 2025/2621 · EEX経由のEU ETSデータ。法的助言ではありません。